3年2学期の目標

あの学部中で1番忙しいと思われる3年1学期が過ぎ,肩の力を抜いて勉強できるかと思ったら,ゼミの予習に忙殺されなかなか自らの問題に取り組むことができない。

そんな3年2学期である。

 

3年2学期の時間割は以下のものになる。

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これまでの時間割の中で最もコマ数が少ない。

もう学部生活も終わりになるということの証左である。

それにもかかわらずなぜ暇ではないかというと,1つは授業にしっかり出席しようと思うからである(1限はもう厳しい)。もう1つは演習と名のつくものを4つ取っていることに由来する(金2の英語演習は忙しさから行くのをやめた)。

その中でフランス語を扱う演習もあるのでやはり予習には時間がかかるだろう。

 

例によって成績の目標を記しておく。

 

月2,水4 民法Ⅱ(債権法総論)…優

去年落としたので今年取る羽目になった。再履修である。

 

月4,水2 民法Ⅳ(家族法)…優

 

月5 演習Ⅱ=基礎法政論(尾崎ゼミ・大学院演習と合同)…秀

近代的所有権について扱う。今日やっと報告の準備ができた。

 

水1,金4 法社会学…秀

 

木4 倫理学演習(文学部の演習)…秀

Michel Foucaultの“Nietzsche, généalogie, l'histoire” (1971)を読む。

フランス語の発音がまるでわからない。 

 

木5 スペイン語演習上級…秀

 

金5 演習Ⅱ=基礎法政論(森ゼミ・大学院演習と合同)…秀

Jeremy WaldronのThe Harm in Hate Speech (2012)を読む。

 

大学の勉強とは別に,今期自分で勉強してみたいことは以下の4つである。

法社会学の古典…今期はM・ウェーバー法社会学』,P.Nonet & P.Selznick, Law & Society in Transitionを読んでいきたい。

 

⑵下級審における判例の立ち位置…日本の金太郎飴型といわれるような下級審を近年の元裁判官たちからの「暴露本」を通して見てみる。もっとも,そのことの善悪は判断しない。そして,社会問題と実際の判例を見ていく。具体的には,民事の不法行為法における一連の展開,とりわけ公害訴訟における不法行為法の発展と人格権(自衛隊合祀訴訟から始まる靖国訴訟)を見てみる。

 

現代社会の理論…現代社会の断片を理解していきたい。N・ルーマン『社会の社会』,ジャック・ヤング『後期近代の眩暈』,ロベルト・カステル『社会の喪失』,鈴木健なめらかな社会とその敵』あたりを読んでいければいいなと思っている。

 

マルクス・ガブリエルの新実在論…ガブリエルを日本で有名たらしめた『なぜ世界は存在しないのか』はもちろん,近著『「私」は脳ではない』を見ていく。相対主義ポストモダンの克服を見出せるか。