3年2学期の自己評価
Ⅰ 大学の勉強(60点)
⑴上記と実際の成績の差を評価していく(減点方式)。
評価が1段階下がるごとに10点減点,上がるごとに10点加点していく。かっこ内は出席率。
月2,水4 民法Ⅱ −10点(0%)
単位が取れたので良し。
月4,水2 民法Ⅳ 0点(83%)
講義はアカデミックで刺激的だった。ただ試験が膨大な量で時間配分を間違えてしまった。
月5 演習Ⅱ 0点(100%)
近代における所有(権)の内包しうるものとその限界と近代社会のそれとのアナロジーを考えるにとどまった。
水1,金4 法社会学 0点(70%)
やはり法社会学は社会学といいながらも社会科学(「科学としての法律学」?)それ自体の実践ではなく法学内部の反省を含まなければならないのだろう。
木4 倫理学演習 0点(70%?)
フランス語ができるようになったと言えばできたとは言えない。条件節は覚えた。
Foucaultの言っていることはE・H・カー『歴史とは何か』とどれほど異なるのか。
木5 スペイン語演習上級 0点(70%?)
来学期は山下先生がサバティカルを取るらしいのでこれで最後であろう。しみじみする。
金5 演習Ⅱ 0点(100%)
結局僕は「どのような社会にするべきか」という議論には真正面から加われないと感じた。
自らの課題として「正義を論ずる意味」などを考えていければいいと思っている。
Σ–10点
⑵GPA比
前学期のGPAにおける今学期のGPA比を⑴に乗する。これをⅠの成績とする。
3.75/3.65≒1.03
50*1.03=51/60点(Ⅰ)
Ⅱ 自分の勉強(40%)
夏段階で示した「今期勉強する予定のもの」を以下に記した。
勉強できたかどうかを秀・優・良・可・不可で示していく。
⑴法社会学の古典…秀。法社会学の試験勉強とも相まって,エールリッヒ『法社会学の基礎理論』,ルーマン『法社会学』・『社会の法1,2』も読んでみた。結局ノートは作ることはできなかった。
⑵下級審における判例の立ち位置…秀。社会問題と司法の応答(2) - pompombackerの徒然参照。おそらく現時点の出版物(弁護士白書を含む)ではこれぐらいが理論づけの限界だろう。
⑶現代社会の理論…不可。全然読まなかった。春休みに読む。
⑷マルクス・ガブリエルの新実在論…優。まだ分析哲学よりは面白いなぁと感じる。
Σ30/40点
Ⅲ 評価(100%)
51+30=81(優)
2019年度の北大では様々なシンポジウムが開かれた。
特に記憶に残ったのは12月14日の「同性婚をめぐる司法と法学の展開」と12月19日の「現代法哲学における平等論の最前線」である。
「同性婚をめぐる司法と法学司法と法学」についてはアメリカ・カナダのソドミー法の違憲判決の出現からの同性婚の認容という方向は漸進的なコモン・ローらしさがまさに「法の論理」であると理解できるのだが,台湾の同性婚合憲判決(正確には同性婚立法不作為違憲判決)については行政の手先になっているのではと思わざるを得ない。
「平等論の最前線」については面白かったけれど,上述の通り自分が直接正義論の議論にコミットできないので,いまいち何をやっているかよくわからなかった。正確には関係的平等の理論的旨みは何なのか。
なお,今学期で卒業単位を全て獲得した。
これで北大法学部を卒業できる。
来学期は院試に備えて勉強に励む。