東京大学雑記
先週東京大学に行ってきた。
この時期にわざわざ札幌から東京に出向くというのは憚られるかもしれないが,諸々の事情があり行くことにした。
↑東大本郷キャンパスの赤門。入構規制がかけられているせいか閉まっている
指導(予定)教員からは入構規制がかけられていると伝えられていたが,実際に向かうと規制というほど厳しくはなく,すんなり中に入ることができた。
大学ならではの銀杏臭さがよく出ていた。
実際に歩いでみるとなかなか広いものだなと感じた。
少し不満を感じたのは,法学系の研究棟と書籍部が若干遠いということである(いやもしかしたら本を衝動買いしなくなるのかもしれないが)。
法学系の建物は見た目は古いが,中は案外新しい要素があったりもした(あまり中身は見なかった)。
ただ大講義室(22番教室)が特定の階段でしか行けなかったり,階段が大仰すぎたりするのが慣れないといけないところであると感じた。
本郷キャンパスでは構内散歩のほかに指導(予定)教員と話をするのが目的であった。
実は自分は指導(予定)教員と口述試験(しかもオンライン)でしか話したことがないのである。
これがいわゆる研究室訪問とか,そう呼ばれるものになるのであろう。
指導(予定)教員はとても親切で,親切すぎてむしろ怖いぐらいであった。
彼はいわゆる「法と経済学」の手法を使うタイプの(新しい)法社会学者であるが,僕の(古臭い)研究を理解してくれる大変懐の深い人であることがわかり,よかった。
東大は放任主義と聞いていたが,かなり自由にできるということで楽しみである。
指導(予定)教員からは「研究計画書はよく書けていたけどもう少しテーマを広げてもいいかもしれない」と言われ,どうすればいいかというところからまた考える必要があるのかもしれない。
ちなみに,僕がずっと指導「(予定)」教員としているのは,彼が社会科学研究所のスタッフであるからである。
現在法学政治学研究科は法社会学プロパーのスタッフがいないため,出向みたいな形で指導教員になってくださるということである(彼の話によれば来年度以降は法研にも法社会学プロパーの教員が入り,また社研にも1人入るとのことなので法研・社研合わせて計5人法社会学プロパーのスタッフが入ることになる)。
そのため話も社研でした。
会議室の椅子がよかった。
ここは中学校のときにも来ており,懐かしの地という感じである。
↑夜の湯島天神。人がままいた
おみくじを引くと,中吉だった。
学業を見ると,「人一倍努力せよ」と何とも厳しい評価だった。
コロナ禍で今のような状況が続く(もしくは悪化する)と思うが,なんとか勉強を続けることができる身分を獲得できてよかった。
僕自身は今現在卒論もどきを執筆中であり,これを全うして北大を卒業したい。