4年2学期の自己評価

この学期は授業を全く取らなかったので成績云々で語ることはできない。

そこで,自らの赴くままにやっていこうと思った。

4年2学期の目標 - pompombackerの徒然

2学期が始まった当時に次の3つを目標に掲げていた(忘れていた)。

 

①ドイツ語の勉強

これはウェーバーやらルーマンの著作が贈られてきたから書いたのだと思うが,勉強はしている。

ただ,読んだものはグンター・トイブナーの論文のみで,それ以外には手を出せなかった。

ただ,トイブナーの論文を読み,そしてトイブナーを紹介する論文を読みながら,これからの研究に必読すべきものがあることがわかった。

これは大収穫である。

その意味で,これからもドイツ語を続けていきたい。

ネックなのはやはり語彙であるかなと思っている(ドイツ語の良い単語帳とかあったら教えてください)。

 

②過去読んだ著作の再読

できなかったものとできたものがある。

むしろ,つまみ食い的に読んでしまったなあと思う。

まあ焦る必要はないとも思う。

 

法社会学修論・博論の購読

これはほとんどできなかった。

平田彩子『行政法の実施過程』(木鐸社,2009年)と越智啓三『家族協定の法社会学的研究』(東大出版会,2007年)ぐらいなのではないか。

これも修士入ってからもやっていくべきことである。

 

この曖昧な3つの課題を設定したのは,今学期は忙しいかなと予期していたからである。

実際,今学期は忙しかった。

まずは大学院入試である。

今学期の初めに終わったので良かったものの,住居を決めたりするのがやや煩瑣であった。

また,直接本郷に出向いたりもした(この時間は指導予定教員と話すことができ,大変有意義であった)。

 

今学期は自分の研究を進めることはあまりしなかった。

代わりに,身近な人の修士論文や雑誌に載せる論文などを拝読した。

その中で研究の難しさというものを感じた。

また,他の人が何をしているのかを見るという点では,研究会に参加したことも共通している。

特に面白かったのは北大の「コロナ危機から考える現代社会」という講演会である(講師は村上裕一准教授(行政学)と森悠一郎准教授(法哲学))。

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中でも村上准教授のフランス滞在の経験を交えたお話は大変勉強になった。

 

ひとまず,今学期は「他の人はどんなことをやっているか」を中心に見てきたと思う。

比較的暇であるから,卒業研究をやったのだけれども,それも学説史研究という感じで(あまり面白みはないのだが),「他の人は何を考えてきたのか?」という問いになり得るだろう(これは来月載せます)。